KATOワム80000を改造して3軸有蓋車ワサ1(タイプ)を作る

2026.01.01
[はじめに]
KATOの古いワム80000を改造して3軸有蓋車ワサ1(タイプ)を作りました。以下、その概要をお送りいたします。
[種車]
2両のワム80000を種車にしました。おそらく最初期ロットに近い製品と思われます。
[改造方針]
ワム80000とワサ1の図面を見比べたところ、基本的には中央部ドアの補強リブが1枚あたりワム80000が6本、ワサ1が8本の違いでした。そこで写真のような構成で切り継ぎました。車体両端は中央部ドアリブ2本分を含めて切断し、中央部は元のドア両端(リブ6本分)で切断します。下回りも両端+中央の構成で切り継ぎします。

マスキングテープで仮組みしてみました。これで良いようです。
[下回りの工作]
3軸車なので、カーブ通過に備えて中央軸に左右動を与えます。軸受を適当な径のドリルで少し掘り込み、ピボット車軸の先端も少し削って左右動を与えましたが、結果として車輪がかなりガタつくため、プラ板の軸受を別に設けて前後動を抑えました。上下左右には動きます。その後いろいろ調整を重ねて紆余曲折の上(^^;;)、243RのSカーブを通過できるようになりました。でも走行抵抗は大きいです。エアータンクとブレーキテコも付けました。

黒(GMスプレーNo.10)で再塗装し、下回りは一応完成しました。なお、制輪子がありません。初期のKATO製品には無かったからですが、これは今後の課題です。カプラーはナックルカプラー(2軸車用ポケット使用)に交換しました。左右に首振りするのでカーブ通過に支障はありません。
[上回りの工作]
上回りは接着した切り継ぎ部分の継ぎ目を処理して、ドアレールを車端まで延長しました。延長部分は切り継ぎ残りのワムから剥ぎ取って付けましたが、剥ぎ取りに失敗したところはプラ板です。ただ、細かく見るとまだ支障があり、でも技術が追いつかないので、厳密にはワサ1タイプになりました(なので表題が「タイプ」になっています)。

屋根はワム80000のようなリブ付きではなく、ワキ5000のような丸屋根なので、屋根のリブを丸く削って曲げ癖をつけた0.3tプラ板を貼りました。板厚が薄いのであまり手荒なことはできず、継ぎ目を瞬間接着剤で埋めながら少しずつ仕上げをしていきました。ただ、うまくできているかは塗装するまでわかりません。

[塗装、完成]
サーフェーサー(#1000)を吹いてチェックします。屋根を少し耐水ペーパー掛けしました。塗装はジェイズスプレーNo.14(貨車標準色とび色2号)です。小さい表記は予めマスキングしておきました。

インレタを貼り(ワ+サ+3=ワサ3)、クリアーを吹いて出来上がりました。車番はタイプということで実在しない3にしました。
[考察など]
下回りのところで書いたように、元が古い製品のため制輪子がありませんが、制輪子を後付けするのは大変そうです。また、KATOのワム80000は若干大きいので、他社製品を使うともう少し小柄(^^;;)になります。
なお、工作の過程をブログの2025年12月に掲載しているので、そちらもご参照下さい。
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