河合商会の古典タイプ客車の車高を下げる

2009.02.15


[はじめに]
 客車のカプラー交換をしているうちに、河合商会の古典タイプ客車セット(B6:2120付き)を発掘してしまいました。カプラー交換は簡単に出来たものの、今更ながら車高がやたら高いのが気になったので車高を下げる加工をしました。発売当時に加工された方も結構いらっしゃると思いますが、ここに簡単な報告をいたします。

[まずはカプラー交換...]
 KATOカプラーNへの交換は、カプラーポケットを外して交換するだけで完了しました。ただ、連結面間はあまり狭くなりませんでした。

写真上:カプラー交換

写真中:アーノルトカプラーの連結状態

写真下:KATOカプラーNの連結状態。連結面間は1mm程度狭くなった?





[車高下げ]
 なるべく簡単にできれば、ということで車体の構造を調べてみると、上回りと床板は妻板下部から突き出た取り付けツメで止めてあり、床板と上回りはツメの両側にある妻板下部の切り欠き部分が支えていて、この切り欠き部分をさらに削れば車高を下げられることが分かりました。ということで、デザインナイフを使って約1.2mm削り込んでみました。

 床板を取り付けてみると、良い感じです。床板は経年変化の影響か、結構反り返っていましたが、外から見る分には分かりません(^^;;)。なお、取り付けツメ部分は無加工なので、床板を下に引っ張ると元の車高に戻ります(なんだそりゃ)。

写真上:上回りと床板の取り付けツメ(黄色矢印)

写真中:加工前の妻板(左)と加工後の妻板(右)

写真下:車高下げ前と後





[全体比較]
 加工前(写真左)と加工後(写真右)の全体写真です。(それぞれの写真にマウスのポインタを載せてみて下さい(^^;;;)。)



[機関車など]
 セット中の機関車2120のカプラーも小加工で交換できました。ところで、2120とこの客車の取り合わせはなかなか微妙なものがあります。本当は生粋のアメリカ形機関車(4-4-0とか)のほうが似合うのでしょうけれど... 試しにマイクロエースのC形サドルタンク機を置いてみたら、うーむ、これもやっぱり微妙...




 今回は全体で延べ数時間というお手軽工作でした。いつもは作業をしているうちにああでもない、こうでもないと時間がどんどん経っていくのですが、こういうこともたまにはあります(^_^)。


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